freeK Vol.165(2024年6月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『アイスプラントと甘夏の爽やか♡ハニーマスタードサラダ』のレシピをご紹介します!
キラキラ!と水晶のような細かい水泡が表面に光る新顔野菜「アイスプラント」。噛むとほんのりと塩味と酸味がします。水泡に水、カリウム、マグネシウム等を貯えるのは、砂漠地帯の多肉植物であるアイスプラントの知恵です。日本での野菜化は1985年に佐賀大が有明海の塩害対策で、塩分などのミネラルを吸収しやすいアイスプラントを研究、栽培したのが始まりです。特有の「ミオイノシトール」が脂質、糖の代謝を調節し、生活習慣病予防が期待されています。プチプチ食感を楽しむには生が一番!クセがなく、塩味と酸味があるためドレッシングなしでもОKで、サンドイッチの具や納豆にも。加熱すると粘りが出てプチプチ食感は減りますが、天つゆいらずの塩味天ぷら、しゃぶしゃぶなどに。ヨーロッパでは古くから食され、フランス料理でよく利用されています。地物コーナー等で見かけたらぜひ一度お試しを♪
アイスプラントの旬
4月~6月(水耕栽培の場合は通年)
β-カロテン、葉酸、カリウム、クエン酸、リンゴ酸、ミオイノシトール、食物繊維
重量感があり、緑鮮やかで張りがあるもの。
ビニール袋に入れ野菜室で4~5日。