freeK Vol.164(2024年5月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『新玉ねぎの丸ごと炊飯ライス』のレシピをご紹介します!
新玉ねぎは、春に早取りして乾燥せずに出荷されるため、新鮮で水分が多くて柔らかく、辛味は少なく甘いのが特徴です。切る時に目に染みる辛み成分の「硫化アリル」は、血液の流れをよくして血栓、動脈硬化の予防、抗酸化作用、食欲増進作用、ビタミンB1の吸収率を高めて疲労回復させる作用が期待できます。皮近くに多く含まれる「ケルセチン」にも血流改善や抗酸化作用があります。皮をむいた後でも日光に数時間当てることで、ケルセチンを増やすことができます。硫化アリルは、サラダやマリネなど生でいただくと効率的に取れますが、加熱すると甘味に変化し、新玉ねぎゆえに短時間で柔らかい食感も楽しめるため、たくさん手に入った時にはお試しを♪
新玉ねぎの旬
3~5月
ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、硫化アリル、ケルセチン、食物繊維
皮に傷がなく、ずしりと重くて首が細く締り、全体に丸くて硬いもの。
新聞紙で包み、ビニール袋に入れて野菜室で約1週間。