freeK Vol.163(2024年4月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『パクチーと竹輪&油揚げの和風サラダ』のレシピをご紹介します!
多くの呼び名を持つ地中海地方原産の香草「パクチー」。英国では「コリアンダー」、スペインでは「シラントロ」、中国では「シャンツァイ(香菜)」、タイでは「パクチー」、ベトナムでは「ザウムイ」です。タイ料理の「トムヤンクン」やベトナム料理の「フォー」に使われるのは有名です。種は「コリアンダーシード」としてカレースパイスの定番です。パクチーは独特の香りに好き嫌いが分かれますが、葉、茎、根、種のすべてが食べられ、薬効により古代エジプトやローマ、ギリシャで医療にも使われていたほど歴史のある野菜です。抗酸化作用など体にうれしい栄養を多く含み、食欲増進、消化促進、殺菌作用なども期待できます。香りが気になる方は、加熱調理がお勧め。家庭で手軽に栽培できるため、古い歴史に思いを馳せながら、育てていただくのも楽しいかも♪
パクチーの旬
3~6月
β-カロテン、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミン、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維
茎は太過ぎず、葉がみずみずしく緑鮮やかでピンとしていて、香りが強いもの。
根元を水に浸し、湿ったペーパーで全体を包んでビニール袋に入れ、立てて野菜室に。長期保存はカットして冷凍保存し、凍ったまま加熱調理に。