freeK Vol.156(2023年9月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『宿儺かぼちゃの魚肉ソーセージ&チーズin春巻き』のレシピをご紹介します!
古くから岐阜県飛騨高山地方で栽培されてきた伝統野菜「宿儺(すくな)かぼちゃ」。西洋かぼちゃの一種で、ヘチマのような形で大きいものは約80cmの長さにもなります。皮全体が薄い灰緑色で濃い緑のまだら模様が入り、表面はツルッとしています。果肉は肉厚で濃い黄色、加熱すると栗かぼちゃのようにホクホクして甘味があります。煮物、炒め物、スープと普通のかぼちゃと同様に使えますが、輪切りで円形にしたり、長く切ってスティック状でフライにしたり、薄く長くスライスして食材に巻いたりと、形を利用することで料理の楽しみが広がります。かぼちゃは、水溶性(ビタミンC)と脂溶性(β-カロテン、ビタミンE)両方の抗酸化物質をバランスよく豊富に含むため、細胞の外と内側から酸化を防ぎます。また、美肌効果や食物繊維豊富で便秘予防にと女性には嬉しい野菜です♪ 宿儺かぼちゃは、地物売り場や道の駅で販売されることが多いので一度探してみませんか?
宿儺かぼちゃの旬
8月~10月
β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、鉄分、食物繊維
皮にツヤがあり、ずしりと重く、カットしたものは黄色が濃いもの。
丸のものは、風通しの良い冷暗所で約1か月。カットしたものは切り口にラップをして新聞紙で包み、野菜室で約1週間。長期保存は、軽くレンジで加熱したものを調理しやすい大きさにカットして保存袋で冷凍し、凍ったまま調理する。