freeK Vol.151(2023年4月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『新ごぼうとカレイの春の煮物』のレシピをご紹介します!
水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含む「ごぼう」。血糖値の上昇を抑える水溶性食物繊維とオリゴ糖は腸の善玉菌の餌となり、不溶性食物繊維がその住みかとなるため、お腹に優しい野菜です。「新ごぼう」は柔らかく上品な香りが特徴です。ごぼうのアクと思われている黒い変色は、クロロゲン酸(コーヒーの渋み・苦み成分)という細胞の老化を防ぐ強い抗酸化物質です。また、皮の近くには旨味や香り成分が多く、魚の臭いを防ぐ効果もあるため、その流出を防ぐには水にさらさないことが肝心です。
さてクイズです。「魚界で華やかで美しいと言われる魚は?」
答え…「鰈(かれい)」(華麗)。
その反対に、野菜界では地味な野菜の「ごぼう」ですが、鰈とペアになるとお互い味を引き立て合い魅力が倍増します。今回の料理になる「ごぼう」はとってもウキウキ! なぜなら、相性ピッタリの彼~に会うから♡(鰈に合うから)(笑)。
新ごぼうの旬
4~7月
カリウム、カルシウム、マグネシウム、水溶性食物繊維(イヌリン)、不溶性食物繊維、クロロゲン酸、オリゴ糖
皮に張りがあり、ひげ根が少なくて真っすぐピンとしているもの。太すぎるものは中に「ス(空洞)」が入っている場合があり。
新聞紙で包み冷暗所に。または、半分の長さにカットしてラップで包み野菜室で。普通のごぼうより傷みやすいため早い目に。長期保存は、ささがきにしてサッと茹でて冷凍保存袋で冷凍する。