freeK Vol.136(2022年1月号)の「野菜ソムリエプロ T.Little KitchenのVege-Life(ベジ・ライフ)」では、
『縮みほうれん草と油揚げの胡麻和え』のレシピをご紹介します!
葉が縮んでいることより名付けられた縮みほうれん草は、一般的なほうれん草がハウスやトンネル栽培で立つように育つのと違い、主に露地栽培されます。寒さに当てて育てるため、別名「寒じめほうれん草」。凍結を防ぐため、自ら水分を少なくして糖度を上げて葉を厚くし、日光もよく当たるように地面に張り付くように育ちます。厳冬期の縮みほうれん草は、果物に匹敵する糖度10度以上のこともあります。ビタミンCも一般的なほうれん草の約3倍で旨味もあり、あくが少ないため生食もできます。肉厚のわりに葉は柔らかく火が通りやすいので、栄養の損失を防ぐためにもサッと茹でるのがポイント。特に切り口から軸にかけて甘みが強いので、ぜひ捨てずにいただきましょう。
12~2月
カロテン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、鉄分
葉が根に近いところから密生し、肉厚で張りがあり鮮やかな緑色のもの。切り口は大きく赤みのあるもの。
甘みが減るため購入日に料理し、使わない分は下茹でし、小分けにして冷凍する。